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★着物のクリーニング

大切なお着物のメンテナンスについて、お悩みの方も多いと思います。

  • 着物はいつクリーニングしたらいいの?
  • 普段のお手入れ方法は?
  • クリーニング店ではどうのように洗っているの?

ここではお着物のお手入れ方法から、当店ではどうのようにクリーニングしているのか、詳しくご紹介いたします。

着物はどんな時にクリーニングすればいいのか?

着物は絹からできているものがほとんどで、とてもデリケートな素材です。

そのため、頻繁に使う着物の場合、毎回クリーニングすると生地が傷んだり、風合いが変わったりしてしまいます。

目安としては次の3つがあります。

  • シミが付いた時
  • 汗をかいた時
  • シーズンが終わった時(季節の変わり目)

それぞれ詳しく解説していきます。

着物にシミが付いた時

一般の衣類でも同じなのですが、シミはの処理は早ければ早いほど効果的です。

時間が経つと、どんどん取れにくくなっていきますので、シミが付いたと思ったら早めにクリーニングに出しましょう。

汗をかいた時

汗をかいた時も、早めにクリーニングすることをお勧めします。

絹が水分を吸収すると縮んでシワになります。

また、汗がどんどん溜まっていくと、その部分が固くなり元に戻りにくくなってしまいます。

時間が経つと酸化して必ず黄ばんできますので、汗をかいたと思ったらクリーニングしましょう。

当店では汗抜き処理をした後に丸洗いをしています。

シーズンが終わった時(季節の変わり目)

着物は季節によって着る種類が変わります。

例えば、袷の着物は秋から春先にかけて、単の着物は春から夏前にかけてというように。

シーズン終わりにクリーニングしてしまっておくことで、次に使う時にまたきれいな状態で着られます。

普段の着物のお手入れ方法は?

物は洋服以上にデリケートですので、素材のトラブルが起こりやすくなっています。

そのため、きちんとお手入れをして良い状態を保つようにしましょう。

陰干し

短時間しか使っていなくても、着用後に何もせずしまってしまうと、後になってシミが出てきたり黄ばんでしまうことがあります。

少しでも着た後は、季節を問わず風通しのいい場所で陰干ししましょう。

陰干しすることで、汗の水分を飛ばしてシワや黄ばみを防げます。

ブラッシング

専用ブラシを使ってブラッシングも効果的です。

ブラッシングの目的は、表面のホコリや軽い汚れを落とすことと、生地の目を整えて本来の艶や光沢を出すことです。

ただ、着物専用のブラシというものが市販されていますが、高価(5,000円~10,000円くらい)であることが難点です。

当店の着物クリーニング

当店での着物のクリーニングの工程をご紹介します。

当店でできるのは以下の3つになります。

  • 丸洗い
  • 汗抜き
  • しみ抜き

丸洗いは基本的に石油系の有機溶剤でのドライクリーニングです。

皮脂や排気ガスなどの油汚れに特に効果があります。

検品

お着物全体を見てシミ、汚れをチェックします。

汚れやすい襟周りや裾部分は入念に確認しています。

汗抜き

汗をかいている部分は必ずシワになっています。

着用してのシワとはちょっと違うためすぐわかります。

ドライクリーニングでは、汗の成分は落ちにくいので事前に汗抜き処理しています。

しみ抜き

シミによって薬品の調合を変えてしみ抜きします。

油性、水性等のシミはそれぞれ落とし方が違いますので、専用の機材を使うこともあります。

丸洗い

石油系のドライクリーニング機で1点ずつ丸洗いします。

生地によって洗濯時間、脱水時間等を変えています。

乾燥

着物は乾燥機を使わず全て自然乾燥です。

仕上げ

アイロンや専用のスチームブラシを使って手仕上げしていきます。

ふんわりやさしい風合いを重視しています。

仕上げ後は新しいたとう紙に入れてお渡しいたします。